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馬場良治 集估館
文化財修復研究所について
施設紹介
当館は日本画家であり、国宝や重要文化財復元の第一人者である馬場良治によって2016年に設立されました。館内には馬場良治の日本画家の作品を常設展示しており数々の作品をご覧いただけます。
週末には演奏会や個展、茶席などのイベントが開催されており地域の皆様から愛される空間となっています。館内にはCaféも併設されており、美術品に囲まれてゆったりした時間を過ごすことができます。
開館時間 : 11:30 ~16:30
休 館 日 : 火曜日
住 所 :
〒759-0207 山口県宇部市際波237
(宇部商業高校を左折後300メートル先)
連 絡 先 : 0836 – 39 – 9916
※演奏会をご希望の方はWebからもお問合せいただけます
入館料
- 美術品の観覧のみ:500円(入館料)
※喫茶店ご利用の方は、入場無料 - 週末演奏会の来場:1000円
(内訳:入館料500円、ワンドリンク制500円)
ACCESS
〒759-0207
山口県宇部市際波237
(宇部商業高校を左折後300メートル先)
PROFILE
馬場 良治RYOJI BABA
日本画家・修復家・復元家
山口県宇部市に生まれ、東京芸術大学大学院保存修復技術専攻を修了。
日本画家として活動と国宝や重要文化財の復元を両輪に活動中。
復元には最先端の科学技術を駆使し、当時の材料や技法まで忠実に再現。
洗練された技と知識を持ち、現在も数多くの人々を魅了している。
復元を手掛けた数々の文化財には、平等院鳳凰堂(彩色調査と復元)や
三千院往生極楽院(復元)などがあり、その功績を認められ2017年紺綬褒章を授与される。
同年、山口大学客員教授を努め「文化財修復技術の現状と課題」という
講演会を開催するなど修復技術の普及に努めている。
主に手掛けた仕事として、
国宝・醍醐寺(京都市伏見区) / 五重塔の天井部など、装飾の修復。
国宝・大崎八幡宮(仙台市青葉区)/ 梁に描かれた竜の装飾画を修復。
三千院(京都市左京区)/ 国宝・阿弥陀三尊坐座像収蔵の往生極楽院「舟底型天井画」を再現。
平等院鳳凰堂(宇治市)/ 扉絵を修復。
文化財修復技術について
文化財修理には美術史や自然科学など、多くの知識を必要とします。近年では先端技術の導入により、より多くの優れた見識を見出すことができます。しかし、修理にあたって伝統的な素材に変化が起きているのも見逃せません。例えば小麦粉澱粉糊を煮て古糊を製造しても中には十年経っても醗酵が続いているものもあります。農薬や保存のための殺虫剤の影響かもしれません。素材と技術は密接な関係を保ちます。文明社会においてどのように修理保存を行えばよいか深く考えてみたいと思います。
馬場良治氏来歴について
1949年 | 山口県宇部市に生まれる |
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1980年 | 東京藝術大学美術学部日本画科卒業 |
1983年 | 東京藝術大学大学院保存修復技術 専攻修了 |
1984年 | 日本美術院初入選 ’93まで出品 |
1985年 | 日本美術院春季展初入選 ’93まで出品 |
浅間神社拝殿〈彩色調査〉 (静岡県静岡市) 重文 |
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竹生島宝厳寺観音堂〈彩色調査と復元〉 (滋賀県琵琶湖) 国宝 |
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有芽の会展出品 有楽町アートフォーラム ’90まで出品 |
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1986年 | 妙義神社拝殿〈彩色調査〉(群馬県) 重文 |
霊山寺三重塔〈彩色調査と復元〉 (奈良県)重文 |
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1987年 | 聖神社〈彩色調杢〉(大阪府泉府中市) 重文 |
清白寺〈彩色調査と復元〉(山梨県山梨市) 国宝 |
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1988年 | 妙義神社消門天井画〈復元見取図〉 (群馬県)重文 |
仁和寺五重塔〈彩色調査〉(京都市) 重文 |
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園城寺毘沙門堂〈彩色調査と復元〉 (滋賀県大津市)重文 |
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1989年 | 妙義神社唐門天井画〈復元〉(群馬県) 重文 |
三十三間堂(蓮華王院)〈彩色調査と復元〉 (京都市)国宝 |
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個展 ワコールアートセンター | |
1990年 | 仁和寺経堂〈彩色調杏〉(京都市)重文 |
正法寺〈彩色調査と復元〉(京都府八幡市) 重文 |
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個展 宇部市文化会館 | |
1991年 | 浄妙寺多宝塔〈彩色調査と復元〉 (和歌山県有田市)重文 |
岩船寺三童塔〈彩色調査と復元〉 (京都府)重文 |
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素描展 宇部市文化会館 | |
1992年 | 興福寺三重塔〈彩色調査と復元〉 (奈良市)国宝 |
1993年 | 個展 宇部興産(株)ビル 美術サロン |
1994年 | 最勝院五重塔〈彩色調査と復元〉 (吉森県弘前市)重文 |
1995年 | 正法寺〈彩色調介と復元〉(岩手県水沢市) 重文 |
三渓園旧天端寺寿塔覆堂〈彩色調査と復元〉 (神奈川県横浜市)重文 |
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浅草神社本殿〈彩色調査と復元〉(東京都) 重文 |
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個展 墨による四季展 | |
1996年 | 北野天満宮本殿〈彩色調査と復元〉 (京都市)国宝 |
1997年 | 個展 屏風絵展 |
平城京朱雀門扁額〈天平に復元〉(奈良市) | |
1998年 | 日野法界寺阿弥陀堂〈彩色調査と復元〉 (京都府)国宝 |
1999年 | 三千院往生極楽院〈彩色調査と復元〉 (京都市)重文 |
フランシスコ・ザビエル聖腕収納厨子製作 | |
文化財を支える用具、原材料の確保に関する 調査の調査委員の委嘱 顔料及び膠(文化庁) |
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2000年 | 大報恩寺〈彩色調資と復元〉(京都市) 国宝 |
2001年 | 常楽寺三重塔〈彩色調査と復元〉(滋賀県) 国宝 |
ドイツ、ミュンヘンにて朱をテーマに 宝相華文様を紹介 |
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切幡寺大塔来迎壁 狩野山楽築修復(徳島県) 重文 |
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文化財建造物彩色修理技能者彩色技術研修講師 | |
2002年 | 大法寺三重塔〈彩色調査と復元〉(長野県) 国宝 |
文化財建造物保存修理主任技能者彩色技術 研修講師(文化庁) |
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北野天満宮旧大塔扉絵剥落止工事(京都市) | |
大覚寺安井堂内陣剥落止工事指導(京都市) | |
2003年 | 大崎八幡宮〈彩色調査と復元〉(仙台市)国宝 |
歓喜院聖天堂 修理委員(埼玉県熊谷市)国宝 | |
戸島邸板戸剥落止工事(福岡県柳川市)県指定 | |
醍醐寺五重塔〈彩色調査と復元〉 (京都市)国宝 |
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2004年 | 平等院鳳凰堂〈彩色調査と復元〉 (三ヶ年)(京都府宇治市)国宝 |
周防国分寺内陣壁画復元(山口県防府市)重文 | |
明王院五重塔内部剥落止(福山市)国宝 | |
連教寺本堂墜画修復(名古屋市) | |
日御碕神社本殿彩色修理指導(出雲市)重文 |
2005年 | 長福寺本堂保存修理(大分県日田市)重文 |
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蓮光寺本棠保存修理(山口県宇部市) | |
2006年 | 三千院往生極楽院復元(京都市) 重文 |
2007年 | 日竜峯寺多宝塔〈彩色調査と復元〉 (ニヶ年)(岐阜県)重文 |
平等院鳳凰堂扉絵修理(宇治市)国宝 | |
2008年 | 正行寺本堂壁画修復(北海道厚岸市)重文 |
名古屋工業大学非常勤講師 | |
山口大学教育学部非常勤講師 | |
文化財建造物保存修理主任技能者 彩色技術研修講師 (文化庁) |
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東アジア壁画シンポジウム(北京) | |
2009年 | 不動院金堂〈彩色調査と復元〉(ニヶ年) (広島県)国宝 |
浄土寺方丈の間壁画修復(尾道市)国宝 | |
教尊寺経堂修理委員(大分市)県指定 | |
2010年 | 浄土寺天井及び整画(浄土晏荼羅)製作 (大分県)登録 |
住吉神社本殿板戸修復及復元(山口県下関市) 国宝 |
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出雲大社本殿天井画調査、修理(出雲市) 国宝 |
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2011年 | 園城寺(三井寺)一切経蔵〈彩色調査と復元〉 (滋賀県)重文 |
個展 夜桜屏風絵展(ヒストリア宇部) | |
切幡寺文殊菩薩像(狩野山楽)復元(徳島県) 重文 |
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2012年 | 浄土寺庫裏・客殿障壁画保存修理(広島県尾道市) 重文 |
教尊寺輪蔵保存修理(大分市)県指定 | |
平等院鳳凰堂修理委員(京都府宇治市)国宝 | |
四季の(冬)墨絵展(ヒストリア宇部) | |
2013年 | 金剛峯寺徳川家霊台秀忠霊屋〈彩色調査と復元〉 (和歌山県)重文 |
2014年 | 不動院金堂剥落防止及来迎壁保存修理 (広島県)国宝 |
功山寺山門修理委員 市指定 | |
国、選定保存技術保持者に認定 | |
2015年 | 宇佐神宮本殿壁画保存修理(大分県宇佐市)国宝 |
西國寺金堂来迎壁保存修理(広島県尾道市)重文 | |
柞原八幡宮修理委員(大分県大分市)重文 | |
馬場良治展(クリエイテイプ・スペース赤れんが) | |
馬場良治展(ときわミュージアム) | |
2016年 | 富貴寺大堂〈彩色調査と復元〉 (大分県豊後高田市)国宝 |
西國寺金堂来迎壁模写(広島県尾道市) 重文 |
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園城寺・勧学院壁画復元模写(滋賀県大津市) 国宝 |
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馬場良治文化財修復技術研究所 (集估館)設立 |
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2017年 | 紺綬褒章を授与される |
2018年 | 中国文化賞受賞 |
2019年 | 文化庁長官表彰 |
2021年 | 旭日双光章受章 |
現在 | 国、選定保存技術保持者 |
文化財建造物主任技術者講習講師(文化庁) | |
山口大学客員教授 | |
日本美術院院 | |
日本イコモス(国際記念物遺跡会議)会員 | |
師は平山郁夫、山崎昭二郎 | |
日本画を中心に個展を多数開催 | |
宇部市在住 |
GALLERY
館内MAPFLOOR MAP
イベントやミニコンサート、ワークショップなど
人数や利用目的に合わせて
複数のイベント会場をご用意しております。
美術品に囲まれた洗練された空間を提供します。
第一会場
馬場良治作品を常設展示している会場です。
| 主な用途 | 作品展
第二会場
第一会場に比べて小規模な会場です。
ワークショップや一般展示などもあり
様々な活用方法できる会場です。
| 主な用途 | 一般作品展示
第四会場
ダンスや舞踊、茶会など広い面積を必要とする
イベントや、講演会など収容人数が多くなる
イベントでも活用できる会場です。
琴やギターなど楽器演奏やライブイベントが可能です。
| 主な用途 | コンサートホール・楽器演奏
| 収容人数 | 70名〜80名
第三会場
ワークショップや各種イベントの開催が可能です。
様々な美術品に囲まれており、使い方は自由自在な会場です。
| 主な用途 | 一般作品展示・イベントなど
CAFE集估館CAFE SYUKOKAN
くつろぎのひととき、カフェタイムは心地よいメロティーとともに
美術品に囲まれた空間でゆったりとした時間を過ごすことができます。